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ミスチルの隠れた名曲といえばこれ!「1999年、夏、沖縄」

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ミスチルの隠れた名曲と聞いて、どの曲を思い浮かべますか?

「旅人?」「デルモ?」「ロードムービー?」

ファンそれぞれの想いや価値観は様々だと思いますが

やはり「隠れた」という響きにおいては、この曲が一番かと思います・・・。

「1999年、夏、沖縄」

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この楽曲は2000年8月に発売されたシングル「NOT FOUND」のカップリングとして、ひっそりと世に放たれました。

ちなみに当時の最新アルバム「Q」には収録されていません。

この曲は、まるで桜井さんの日記です。

桜井さんが沖縄に行き、何となく感じた事をそのまま日記に書いた。

そんな楽曲です。

「曲を聴いてくれるファンがどう思うだろうか・・・」とかの計算は抜きにしたような、自由な作風。

ミスチルにとってある意味異色作ですね。

元々お蔵入りする予定だった

この楽曲は当初「あまりにも個人的すぎる」という理由で、CD化する予定はありませんでした。

しかしメンバーの「いい曲だから出そう」という声に桜井さんの心境が変わりCD化されたと言われています。

初聴きで衝撃を受けたファン多数

この楽曲の初披露は1999年の特番、スペースシャワーTVのドキュメンタリー番組「ハレルヤ」

何の前触れも無くいきなり物静かなアコースティックギターのイントロと共に曲が流れてきました。

「これがミスチル!?今までの曲調とちょっと違う!」

ミスチルっぽくない楽曲に、衝撃を受けたファンが多かったのではないでしょうか。

自分自身、アルバム「深海」で受けた衝撃は今でもはっきり覚えていますが、この「1999年、夏、沖縄」での衝撃もかなりのものだったと記憶しております。

そして曲を聴き終えた後、ミスチルのこの先10年、20年の大きな可能性を強く感じました。

歌詞の魅力

この楽曲の魅力を語る上でかかせないのが歌詞。

曲中に好きなフレーズがたくさんでてくるのですが、特に好きな歌詞が以下です。

酒の味を覚え初めてからは
いろんなモノを飲み歩きもしました
そして世界一のお酒を見つけました
それは必死で働いた後の酒です

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「ミスチルの全ての歌詞の中で10個好きなフレーズをあげよ」

と言われたら間違いなく入る歌詞です。


この世で一番美味いお酒とは?

お酒を飲む機会は様々です。

友人との居酒屋や家族とファミレスでちょい飲みしたり・・・

ただ、自分にとって一番うまい酒は

仕事の後の、一人での家飲み。

朝、若干鬱気味ながら頑張って出勤。

日中は上司に怒られ、顧客からの理不尽な要求に耐え

納期に追われ、ノルマに耐え

サービス残業を終え

辛く長い一日が終わり

クタクタの状態でようやく帰宅。

「やっと仕事が終わった!つかの間の自由だ!解放運動だ!」

とホッと一息

この時に飲む一杯。

これがとにかくうまい。

人生の辛さ、苦さ、自由、開放感、喜び

様々な感情が混ざり合い、その瞬間に飲むビールの一口目

だから美味しい。

「この一口を味わう為に生きているようなもんだ」

あの一口を飲んだ後はいつもこの言葉が出てきます。

正直、休日に、家族や友人とリラックスして飲むお酒とは「味」が全然違いますよね。

やっぱり仕事終わりのお酒は別格です。

桜井さんにとって仕事というのは作曲であったり、ライブであったりするでしょうが

「一生懸命働いた仕事の後の酒のうまさ」という意味においては桜井さんであろうが、われわれ一般市民であろうが、きっと同じものなんでしょうね。

ファンの間で話題になった歌詞

つぎに、発売当初、ファンの間で話題になったあるフレーズを紹介します。

憂鬱なことは全部夜の海に脱ぎ捨てて
適当に二、三発の恋もしました

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 曲発売当時、この2行がネット上で「実話か!?」「二、三発の恋とはどういう意味?」などと話題になりました。

「二、三発の恋」というのはおそらく今風に言うと「一線を越えてしまった」というような意味なのでしょうが、さすがに「二、三発の恋」は実話では無いでしょうね。

おそらく曲の舞台が「沖縄」ですから、リスナーに「一夏の恋」的なものを連想させるために、あえてこのフレーズを選んだように思います。

リスナーそれぞれが自分の人生を投影

この曲聴きながら、ついつい自分の人生と重ね合わせてしまう・・・そんな所もこの楽曲の魅力です。

例えば以下の歌詞

生まれた場所を離れ
夢からも遠くそれて
あぁ僕はどこへ辿り着くのだろう
今日も電車に揺られ 車窓に映る顔は
そうほんのちょっとくたびれているけれど

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おそらく多くの人々が日々の生活に追われ、自分の理想とは程遠い生活を送っている事でしょう。

そして、たまにボーっと一人で

「俺の人生これでいいのかな」

なんて考えたりもする事もあるかと思います。

この歌詞の5行が

そんなありきたりな日常や、未来に対する不安を代弁しているようです。

最後の曲が終わり
音がなり止んだ時
あぁ僕はそこで何を思ったのだろう
選んだ路とはいえ
時に険しくもあり
些細な事で僕らは泣き笑う

ここの歌詞では、1999年のディスカバリーのラスト沖縄公演ライブの事を歌っていますが

仕事で言えば一つのプロジェクトであったり、何かのイベントであったり(ミスチルのライブなんかもそうですが)

日常での様々な区切りであるような、そんな気がします。

自分たち働く人にとって、それは「定年」であったりするかもしれませんね。

ライブで滅多に演奏されないが、大切にされてきた楽曲

この楽曲がこれまでライブで演奏されたのは、たったの4回

①POPSAURUS 2001
②シフクノオト
③POPSAURUS 2012
④Thanksgiving 25

(①と②は沖縄公演のみの演奏だったので、ツアーを通しての演奏は実質③と④の2回)

注目すべきなのは③「POPSAURUS 2012」と④「Thanksgiving 25」。

この2公演は、ベストアルバム発売後という事でミスチルにとってまさに集大成的なライブでした。

セットリストに組み込まれたた楽曲は売上100万枚越えのシングルや、誰もが知る代表曲ばかり。

そんな中、桜井さんは「シングルでもないし、みんな知らないかもしれないけど・・」と前置きしたうえで

「1999年、夏、沖縄」を演奏しはじめました。

そりゃ「イノセントワールド」のような一体感も、「Tomorrow Never Knows」のようなスケール感も持ち合わせていませんが間違いなく、それらの楽曲を凌ぐほどの輝きを放っていました。

そして・・・ 

今年デビュー25周年記念ライブ「Thanksgiving 25」

「1999年、夏、沖縄」の間奏での語り。


「こんな日が来るとはデビューから考えると、想像していませんでした。

デビュー10周年の頃は、「おめでとう!」と周りがあれこれ言ってもレコード会社やスタッフの話題作りだと・・・正直ひねくれていたところがあったかもしれません。

そしてファンというものは、いずれ離れていくものだと思っていました。

でも気付けばデビュー25周年。

すぐに離れて行くと思っていたファンが、こうやってまたライブに足を運んでくれて、こんなに嬉しい事はないです

でも同世代の友人やミュージシャンが病気になったり、亡くなったり・・・

だからこれからは1曲1曲、1フレーズ1フレーズ大切に歌っていきたいです。」

涙
出典:写真は、2000年シフクノオトツアー「1999年、夏、沖縄」演奏時のものです

10年、20年後ミスチルファンの間で間違いなく伝説と化すであろう、この語り。

桜井さんがこの曲をいかに大切に思っているか、それが物凄く嬉しかったです。

そして多くのミスチルファンがこの言葉に感動した事でしょう。

さいごに・・・

以上「1999年、夏、沖縄」のレビューでした。

ミスチルの隠れた名曲「1999年、夏、沖縄」

メンバーが大切に想い、ファンが大切に思い

決してシングルのような派手さはないけど、素晴らしい楽曲です。

これから先も「隠れた名曲」としてファンからも愛され続けてほしいですね。

Source: アラフォーサラリーマンのミスチルブログ

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